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総腎機能検査 |
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@糸球体機能検査法 |
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血清クレアチニン |
主として筋肉内のクレアチニン代謝で生成され、その大部分は糸球体濾過により排泄されます。尿細管では殆んど再吸収されません。GFRの格好の指標になります。腎機能検査としての信頼性が高い。 |
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血中尿素窒素/BUN |
尿素は蛋白の代謝により生成されます。血中尿素窒素が上昇するのは、腎機能障害により、排泄機能が低下している事によります。 |
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クリアランス試験 |
クリアランスとは血漿中に存在する特定の物質が、尿中に排泄されるのに必要な一分間あたりの血漿量をいいます。クレアチニン、イヌリン、マンニトール、チオ硫酸ナトリウムは糸球体で濾過された後に、尿細管での再吸収や分泌は行われること無く排泄されます。従いまして、これらのクリアランス値はGFRを示します。 |
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A尿細管機能検査法 |
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PSP試験 |
フェノールスルホンフタレイン(PSP)は主に腎臓の近位尿細管から排泄されています。PSP試験では、PSP静注後、一度の腎循環でほぼ完全に排泄されます。健常者の場合には、フェノールスルホンフタレイン(PSP)は15分尿に25%以上、120分尿に60%以上排泄されます。そのため、近位尿細管機能の評価以外にも、15分値は腎血流量の指標にもなります。 |
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フィッシュバーグ濃縮試験 |
遠位尿細管と集合管の尿濃縮作用を評価するため、水分制限をし、抗利尿ホルモン分泌亢進をはかります。検査前日6時以降、飲食物を絶ち、翌朝覚醒時第1尿採尿、1時間安静臥床後第2尿採尿、起床1時間後第3尿採尿します。この各尿の比重(正常値1、022以上)、浸透圧(正常値850mOsm/kg・H2O以上)を測定します。 |
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U |
分腎機能検査 |
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@インジゴカルミン検査 |
青色色素インジゴカルミンの静注により、青色に染色された尿が排泄されるまでの時間を膀胱鏡か尿道カテーテル留置により確認します。静注後、尿管口から尿が排泄される時間(正常値2〜3分/初発)を検査します。 |
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A排泄性腎盂造影法 |
造影剤の静注後、腎臓から排泄される過程をX線撮影します。これにより、腎実質、腎盂、腎杯、尿管、膀胱の形態を確認できます。また、分腎機能は腎臓からの造影剤の排泄状態により推測が可能になります。 |
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B腎臓核医学検査 |
放射性標識化合物の静注により、経時的に測定する。 |
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腎動態シンチグラフィ |
腎臓に集積する放射性医薬品を用い、腎機能、形態、尿路通過性などを確認します。速やかに尿中に排泄されます。 |
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腎静態シンチグラフィ |
腎臓に集積する放射性医薬品を用い、腎機能、形態、尿路通過性などを確認します。尿中への排泄が少ないために、主に腎臓の機能的形態の評価に用いられます。 |
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