サイクロフォスファマイド
(シクロホスファミド)CPA
副作用/吐き気・嘔吐、発熱、脱毛、泌尿器障害、女性では無月経、弾性では.生産の停止が起こる事がある。大量投与、長期投与ではめまい、動悸・息切れ、骨髄抑制も増強したり、まれにアナフィラキシー(急性アレルギー症状)や体内抗利尿ホルモンの過剰、心不全を引き起こす。膀胱に刺激を与えるため、投与の翌日から数日の間に出血性膀胱炎を起こす事があります。まれに肺線維症や間質性肺炎、腸閉塞などが起こる事もあります。 |
注射薬・経口剤
治療適応/多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、乳癌、白血病、真性多血症、肺癌、子宮癌、卵巣癌、骨肉腫、咽頭癌、胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌、.腫瘍、絨毛癌、横紋筋肉腫、悪性黒色腫(メラノーマ)、ユーイング肉腫、網膜芽腫、神経芽腫、肺癌など |
世界中で多用されてきた抗癌剤、小細胞肺癌(CAV療法)、非ホジキンリンパ腫(CHOP療法)、ホジキン病(C-MOPP療法)などで通常点滴による静脈注射で患者の体調や癌の種類により筋肉注射、腹腔内・胸腔内へ注入する事もある。錠剤は空腹時投与、造血幹細胞移植の前処置で大量投与する場合は泌尿器障害を防ぐためにメスナ(予防薬)や輸液を投与する。放射線との併用では骨髄抑制が増強し、糖尿病のインスリン使用者は血糖値効果が強まるので注意が必要。当剤とペントスタチンの併用で心毒性の危険性があり、死亡例の報告もある。本剤の成分により、重い過敏症を起こした事のある人、重い感染症に罹っている人は使用できません。催奇形性の疑いがあり、妊婦や妊娠の可能性のある人は使用を避ける事が望ましく、授乳は中止してください。 |